昔から北イングランドで最も重要な都市として、北方を収める中心でした。

ローマ時代、ヨークは北の守備を固める重要基地でした。最初のクリスチャン皇帝となったコンスタンチヌス帝も西暦306年にヨークで皇帝の地位を授けられています。

ローマ人が去った後、アングロサクソン人が先住民であるケルト人を追い出し、5世紀にヨークを征服しました。エドウィン王はクリスチャンであったケルト人のエソーバーガと結婚しまし、妻の影響で627年に洗礼を受けました。そのときに建てられた木造の教会が現在のヨークミンスターの始まりだと言われています。ヨークの町の中いたるところに、いくつもの教会が建てられ宗教都市として発展しました。

その後西暦866年にバイキングによって征服されます。バイキングはこの都市をヨーヴィックと呼び、現在のヨークという名前はここから発生しました。バイキングはヨークに定着して、ヨークを北部ヨーロッパとの交易の中心都市として発展させました。

1069年、ヨークはノルマン王の支配下に置かれ、その時にウス川にダムが築かれたり、病院、教会などが建てられ、発達を遂げ、中世には城壁、大聖堂、街が完成します。しかしバラ戦争を機にヨークの力は衰えます。

人口10万人。観光とチョコレートが主な産業です。