ヨーロッパで最も有名な巨石遺跡です。この不思議な巨石の円形群は直径36mの円周の上に4m余りの石柱が何本も立てられています。
建造目的は不明ですが、日蝕など天体観測のために造られたという説が有力です。夏至にはヒール・ストーン(北東の入口にある石で、まっすぐに立っていない)から昇る太陽がまっすぐ中心の祭壇を照らします。
サラセン・ストーンは大きい石で1個50トンもあります。ブルー・ストーンは小さな石で1個2トンから7トンあります。南ウエールズから船で運んできました。オルター・ストーンは真中に横たわる石です。その外側を直径93mのオーブリホールと呼ばれる56個の塁石が円形に囲っています。
トーマス・ハーディーの小説「テス」のクライマックスにもストーンヘンジは使われました。自分の夫を殺したテスは恋人と一緒に逃げますが、ストーンヘンジあたりで力尽きて、巨石の上で寝てしまい捕まってしまいます。ナターシャ・キンスキー主演で映画化されているので、ご存知の方も多いでしょう。
ストーンヘンジ周辺ではミステリーサークルが多く報告されています。広大な麦畑の中に出現する謎の幾何学模様は、世界各地に出現していますが、英国南西部の田園地帯に特に集中しています。1980年代から注目され始め,1990年代になると出現数は増加,公式に報告されているものだけで2000以上もあります。
@UFOの目撃例が多い地域なので、UFO説。
A板とロープと巻尺でミステリーサークルを作るという愉快犯説。(時間がかかる)。
Bプラズマは高度100kmの電離層に多く見られ、地上に降りてきた時に作物は倒れ渦状に変形したミステリーサークルができるというプラズマ説。
(しかし、円形のミステリーサークルしか作れない)。